紅茶好きの方なら一度は耳にする「ファーストフラッシュ」。ダージリンの季節を表す言葉ですが、「セカンドフラッシュやオータムナルと、何がどう違うの?」と聞かれると、意外と説明が難しいものです。今日は、その違いをやさしく解き明かします。
フラッシュ=「摘む季節」のこと
ダージリンは、ヒマラヤ山麓で一年に数回、時期を分けて茶葉を摘みます。この摘採期のことを「フラッシュ(flush)」と呼び、同じ茶園の同じ茶樹でも、摘む季節によってまったく違う紅茶になる——これがダージリン最大の面白さです。
ファーストフラッシュ(春摘み・3〜4月)
その年、最初に摘まれる新芽。**緑がかった水色(すいしょく)**と、マスカットや若葉、花束を思わせるフレッシュな香りが特徴です。渋みが少なく、軽やかで初々しい味わい。量が採れないため希少で、毎年この季節を心待ちにするファンが大勢います。おすすめは、迷わずストレート。 5〜6分しっかり蒸らして、繊細な香りを引き出してください。
セカンドフラッシュ(初夏・5〜6月)
初夏に摘まれる、ダージリンの「完成形」。マスカテルフレーバーと呼ばれる、マスカットのような芳醇な香りが最も際立つ季節です。琥珀色に近づく水色と、コクのある味わい。「これぞダージリン」と言われるのが、このセカンドフラッシュです。
オータムナル(秋摘み・10〜11月)
その年最後の摘みたて。赤みのある琥珀色の水色に、まろやかでやわらかな甘さ。角のとれた芳醇な味わいで、ストレートはもちろん、ミルクティーにしても上品に楽しめます。一年の締めくくりにふさわしい、落ち着いた一杯です。
ディコヤのダージリンは「ジュンパナ茶園」
当店では、ダージリンの銘茶園として知られるジュンパナ茶園の茶葉を、ファーストフラッシュ・オータムナルそれぞれの季節にお届けしています。紅茶は農作物。その年、その季節にしか出会えない味を、ぜひ摘みたてで味わってみてください。
▶ ダージリンについてもっと詳しく:紅茶「ダージリン」とは
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